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1日にかけて積雪や路面凍結注意 寒気居座り北日本は大雪も 東~西日本は山地で雪


日本では冬型の気圧配置が強まり、12月1日まで北日本では山沿いを中心に大雪の恐れがあります。気温が低下し、日本海側や標高の高い地域で積雪が観測されており、北海道や東北、北陸では路面凍結による影響に注意が必要です。車での移動には冬用タイヤの装備が推奨されます。ノーマルタイヤでの雪道走行は滑りやすく、制御が難しくなるため危険です。特に峠越えを行う場合は、安全運転を心掛ける必要があります。

冬型の気圧配置が次第に強まり、日本海は寒気に伴う筋状の雲に広く覆われています。12月1日(日)にかけて、日本付近の上空には寒気が居座る見込みで、北日本では山沿いを中心に大雪となる恐れがありあす。積雪や凍結による路面悪化に注意が必要です。また、東日本から西日本の標高の高い地域でも雪が降る所がある見込みです。車で峠越えなどされる方は、冬用タイヤの装備をしておきましょう。

●北海道西部や本州の標高の高い地域で積雪

冬型の気圧配置が次第に強まり、日本海は寒気に伴う筋状の雲に広く覆われています。上空1500m付近で「マイナス6℃以下」の平地で雪が降る目安の寒気が東北北部付近まで流れ込み、昨日28日(木)から今日29日(金)にかけて、北海道や東北の日本海側、北陸を中心に雪が降っています。また、山地で雪が降る目安の「0℃以下」の寒気は九州や四国の南岸まで南下しており、東日本や西日本の標高の高い地域でも雪となっています。

今日29日(金)午後2時現在、北海道は西部で雪の積もっている所が多く、層雲峡で33センチの積雪の深さとなっています。本州でも標高の高い地域で積雪となった所があり、青森の酸ケ湯で46センチ、長野県の白馬で14センチ、鳥取県の大山で9センチの積雪の深さとなっています。

●12月1日にかけて北日本の山沿いは大雪のおそれ

強い寒気は12月1日(日)の午前中まで居座る見込みで、午後は次第に抜けていくでしょう。

1日(日)にかけて、北海道や東北の日本海側は平地でも雪が降り、積雪となる所が増える見込みです。山沿いを中心に大雪となる恐れもあります。北陸は、雨の所が多いですが、山沿いでは雪の降る所があるでしょう。積雪や凍結による路面悪化に注意してください。西日本でも、一部の標高の高い地域で雪が降る可能性があります。車で峠越えなどされる方は冬用タイヤの装備をしておきましょう。

●雪道でのノーマルタイヤの危険性

雪道をノーマルタイヤで走行すると、タイヤが低温で固くなって吸着性が失われ、路面を摩擦で捉えることができなくなります。このため「滑る」「止まらない」「曲がらない」と、自動車が本来確保しなければならない動きが制御できなくなり、スリップ事故や渋滞の原因につながってしまいます。

雪道を時速40kmで走った場合、ブレーキを踏んでからクルマが止まるまでの距離は、ノーマルタイヤでは冬用タイヤの約1.7倍にもなるという走行実験結果もあります。

雪道でのノーマルタイヤは、とても危険ですので、冬用タイヤやチェーンを必ず装着するようにしてください。雪や雨が降ったあとの路面は凍結していることもあります。一見、路面に雪がないように見えても車の運転には十分な注意が必要です。

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