まだ高温傾向が続きますが、次の週末にこの時期としては強い寒気が南下するでしょう。北海道の上空1500メートル付近には平地で雪が降る目安のマイナス6℃以下の寒気が流れ込む予想です。北海道は山地を中心に雪が降り、平地でも雪の可能性。夏日が続出している本州も気温が急降下。季節が進むでしょう。
●18日頃まで高温傾向
今年は季節の進みが遅く、今日14日(月)も最高気温は全国的に平年を上回り、関東から九州は広く夏日(最高気温25℃以上)となっています。15時までの最高気温は東京都心で26.4℃と3日連続の夏日、大阪市で29.6℃と真夏日に迫る暑さとなりました。
この先も、もう少し高温傾向が続きます。関東から九州は広く夏日(最高気温25℃以上)となり、福岡市では真夏日(最高気温30℃以上)の日もあるでしょう。ただ、次の週末は一気に季節が進みそうです。
●次の週末以降はこの時期としては強い寒気が南下 北海道で雪か
19日(土)は低気圧が発達しながら日本海からオホーツク海へ進み、低気圧から延びる寒冷前線が本州付近を通過するでしょう。前線が通過したあとは、この時期としては強い寒気が流れ込んでくる予想です。北海道の上空1500メートル付近には平地で雪が降る目安のマイナス6℃以下の寒気が流れ込むでしょう。
北海道では山地を中心に雪が降りそうです。中山峠など、峠道の車の運転は路面状況の変化に注意が必要です。平地でも雨から雪に変わる可能性があります。20日(日)は札幌市では最高気温が10℃と日中も暖房が必要な寒さになるでしょう。
●本州 夏日から晩秋の気温へ
19日(土)は東北から九州も広く雨が降り、前線通過時は雨脚の強まる所があるでしょう。この雨を境に、季節が急に進みます。
東京都心では19日(土)までは夏日(最高気温25℃以上)の日が多いですが、20日(日)は気温が急降下するでしょう。20日(日)の最高気温は21℃と10月下旬並みになりそうです。さらに21日(月)の最低気温は11℃と、11月上旬並みに。朝晩を中心に冷えるでしょう。
急に季節が進み、気温の変化が大きくなります。体調管理にご注意ください。
