お盆休み明けの今日19日(月)も、危険な暑さになりました。太宰府市(福岡)は32日連続の猛暑日となり、国内の猛暑日最長記録を更新中。8月末~9月は再び気温がかなり高くなるとして、気象庁は今日19日、「高温に関する早期天候情報」を発表。8月末~9月初めにかけて10年に一度レベルの高温予想。引き続き、熱中症や食品の管理に十分な注意が必要です。
●九州~関東で体温超え 太宰府は32日連続の猛暑日
お盆休み明けの今日19日も、九州~関東では所々で最高気温35℃以上の猛暑日となり、体温超えの危険な暑さとなった所もありました。
今日19日、全国で一番気温が上がったのは、前原(福岡県糸島市)38.1℃と、ここにきて今年一番の暑さとなりました。関東でも牛久(千葉県市原市)37.3℃と、危険な暑さとなりました。
太宰府市(福岡県)では35.2℃と、今日19日で32日連続で猛暑日となり、国内の猛暑日連続記録を更新中です。
その他、東京都心は34.5℃と猛暑日一歩手前まで上がり、湿度も高く不快な蒸し暑さとなりました。
横浜市は35.2℃と、今年22回目の猛暑日となり、年間猛暑日日数の最多記録を更新中です(横浜の猛暑日最多は2023年の9日)。
●猛暑日最長記録ストップの所も
今日19日午前3時、宮古島の南の海上で台風9号が発生。この台風周辺や高気圧の縁を回る湿った空気が流れ込み、西日本や東日本では太平洋側を中心に断続的に雨が降っています。日照がないため、最高気温35℃以上の猛暑日地点は44地点と32日ぶりに100地点を切り、これまで猛暑日連続記録を更新していた所もストップとなりました(19日15時まで)。
昨日18日まで、太宰府(福岡県)とともに連続猛暑日の日数を更新していた郡家(兵庫県淡路市)では、今日19日は30℃にも届かず連続猛暑日は31日でストップしました。
その他の各地も、今日19日は猛暑日にならない所が多く、名古屋は33.9℃と連続猛暑日は25日(昨日18日まで)でストップとなりました。
●今週末にかけて猛暑日地点減も湿度アップ 引き続き熱中症に警戒
今週末にかけて、台風9号周辺の湿った空気や高気圧の縁を回る湿った空気、上空の寒気の影響で全国的に大気の状態が不安定。局地的に非常に激しい雨や雷雨となり、大雨となるおそれがあります。日照が少なくなるため、猛暑日地点はこれまでより減りますが、湿度は高くなります。熱中症の危険度は、気温1:湿度7:輻射熱2と、湿度が大きく関係します。猛暑日にならなくても、引き続き熱中症対策は万全に行いましょう。
●8月末~9月はじめ 10年に一度レベルの高温予想
8月末~9月はじめにかけて、再び夏の高気圧が勢力を盛り返すため、残暑が厳しくなるでしょう。気象庁は今日19日、「高温に関する早期天候情報」を発表しました。これは10年に一度レベルの高温が予想される時に発表されます。
いったん猛暑がおさまった所でも再び厳しい暑さとなりそうです。厳しい暑さは長期戦となるため、「休息・冷却・水分補給」をこまめに行い、熱中症や食品の管理に注意が必要です。