右肘のクリーニング手術を受けた楽天荘司康誠投手(24)が2日、順調な回復ぶりを示した。
先週からネットスローを始め、9月2日の手術から2カ月となるこの日から約20メートルの距離でキャッチボールを再開。今後のプランとしては「12月にブルペンの傾斜で投げられるくらいになったらいいかなみたいなイメージはありますけど、そんな焦りすぎず、状態を見ながらやっていきたい」と語った。
プロ2年目は苦しいシーズンとなった。7試合に登板し、1勝4敗、防御率6・98。序盤の右膝違和感や体調不良に加え、右肘も万全ではなかった。「あの状態でやっていてもというところはあった。だったら、もう来年に向けてやった方がいいかな」と今後のキャリアを見据えて、手術を決断。試合復帰まで術後4カ月を要する見込みだが、ここまで経過は良好だ。
秋季キャンプはリハビリ組として別メニュー調整が続くが、徐々に強度を上げていく。「ちょうど(来年2月の)キャンプぐらいにはしっかり投げられていたら理想かな」と展望を明かした。「肘に不安なく投げられるんで、そこはプラスに捉えてやっていけたら」。剛腕復活は、そう遠くなさそうだ。【山田愛斗】