今日3日(土)も、沖縄や九州、四国、本州は強い日差しが照り付ける。気温の上昇に伴って大気の状態が不安定になり、局地的に雷雲が発達。前線が近づく北海道は、北部ほど広く雨で、大雨の恐れも。
●広く晴れるが急な雨や雷雨も 北海道には前線が近づく
今日3日(土)も、日本付近は南から高気圧に緩やかに覆われます。ただ、北海道は前線の影響を受けるでしょう。
【各地の天気】
沖縄はおおむね晴れますが、午後はにわか雨の可能性があります。
九州から関東甲信にかけても、強い日差しが照り付けるでしょう。午後は、山沿いを中心に所々で雨雲や雷雲が発達します。屋外のレジャーなどは空模様の変化に気を配ってください。
北陸は、ほぼ一日晴れるでしょう。
東北は昼頃まで青空が広がります。午後3時頃からは、ザッと雨の降る所もありそうです。福島県の一部では雷雨になるでしょう。
北海道は、北部の早い所では午前中から雨で、ときおり降り方が強まります。特に宗谷地方では雨の量が多くなる予想で、夕方にかけて土砂災害に警戒が必要です。晴れ間の出る南西部と北部も、所々で雨が降るでしょう。
●雷雲が近づくサイン
外にいる時、雷雲が近づいているかどうか、誰にでも簡単にわかる方法があります。雷雲が近づくサインは3つ。「真っ黒い雲が近づく」「ゴロゴロと雷の音が聞こえる」「急に冷たい風が吹く」です。このような変化を感じたら、まもなく激しい雨が降ったり、雷が鳴ったりする恐れがありますので、すぐに安全な所へ避難してください。
雷雲が近づく時、避難する場所は、近くのしっかりした建物や、車の中が良いでしょう。木の下での雨宿りは、木に落ちた雷が人に飛び移ることがあるので、危険です。万が一、周囲に避難する場所がない時は、両足をそろえて、頭を下げてしゃがみ、両手で耳をふさぎましょう。
単独の雷雲による激しい現象は、30分から1時間程度で弱まることが多いです。スマホなどで雨雲レーダーをチェックするなど、最新の情報を確認しながら、安全な場所で雷雲が過ぎるのを待ちましょう。
●引き続き うだるような暑さ 熱中症対策を
最高気温は、昨日(2日)と同じくらいでしょう。
沖縄は33℃前後の予想。九州から近畿は35℃以上の地点が続出で、京都市をはじめ内陸の一部では40℃に迫るでしょう。東海や関東、北陸も35℃以上の所がほとんど。東北は広い範囲で30℃を超えて、福島市など、内陸では35℃前後まで上がる所がありそうです。北海道は25℃から30℃くらいの所が多いでしょう。
西日本を中心に猛烈な暑さが続きます。こまめな水分補給、適度な塩分補給を心がけてください。
熱中症のサインとなるのは、顔がほてる、めまいや立ちくらみがする、軽い頭痛や吐き気がする、脚がつりやすくなる、といった症状。放っておくと一気に悪化し、自力で立てなくなったり、意識を失ってしまったりする危険性があります。無理をせず、すぐに涼しい場所に移動し、速やかに体温を下げることが重要です。