梅雨も終盤を迎えていますが、線状降水帯の発生など梅雨末期の大雨に警戒が必要です。梅雨明け後は一気に夏本番の暑さとなる予想で、暑さへの備えも今のうちに万全にしておきたいところです。
●梅雨末期の大雨のおそれ
西日本や東日本を中心に連休明けにかけて、梅雨前線の影響ですっきりしない天気が続きそうです。
特に明日14日は九州で雨雲が発達しやすく、北部で線状降水帯が発生して大雨となるおそれがあります。また、四国や中国地方から関東にかけても、局地的に激しい雨や雷雨となる可能性があり、天気の急変に注意が必要です。
来週前半にかけて極端な暑さはないものの、湿度が高くかなり蒸し暑くなります。日差しが少なくても暑さ対策が欠かせません。
●7月後半は順次梅雨明けへ
日本気象協会が11日(木)に発表した最新の梅雨明け予想によると、7月後半に順次梅雨明けとなる見込みです。
来週の中頃から夏の太平洋高気圧の張り出しが次第に強まるためで、関東甲信や北陸、東北でも再来週には梅雨明けとなりそうです。
九州から東北にかけては、平年並みか少し遅い梅雨明けになるとみています。
●梅雨明け後の猛暑に警戒
梅雨明けに前後して、気温が各地で高くなる予想です。九州では来週の中頃から、近畿から関東も再来週に入ると連日、最高気温が35℃前後の猛烈な暑さとなる見込みです。梅雨明けと同時に本格的な夏となりそうです。
また、西日本や東日本は最低気温が25℃以上となる日がほとんどで、熱帯夜となる予想です。日中だけでなく、朝晩も蒸し暑いため、一日を通して熱中症に警戒が必要となります。
気象庁も、来週後半以降は全国的に気温が高くなるとして、高温に関する早期天候情報を出して、暑さなどに警戒を呼び掛けています。