今日13日(月)は、各地で今年一番の大雨となりましたが、大雨の後は熱中症に注意が必要です。明日14日(火)以降、日毎に気温アップ。今週末は沖縄~北海道まで夏日・真夏日続出。来週は10年に一度レベルの高温予想も。暑さに負けない身体作り(暑熱順化)のポイントは?
●明日14日(火)以降は晴れ 16日(木)は天気急変に注意
今日13日(月)は列島を活発な前線が通過し、各地で今年一番の大雨となりました。
明日14日(火)以降は、広い範囲で晴れるでしょう。ただ、16日(木)は、天気の急変に注意が必要です。地上の気温が上がる一方、上空には一時的に冷たい空気が流れ込むため、大気の状態が不安定になるからです。地上の気温が上がれば上がるほど、不安定度が高くなります。夏の夕立のように、晴れていても急な雨や雷雨に注意が必要です。
●日毎に気温アップ 今週末は夏日・真夏日続出 北海道も暑い
今年は、GWの5月5日(日:こどもの日)が暑さのピークで、夏日地点は今年初めて500地点(56%)超え、真夏日地点は116地点と今年初めて100地点を超えました。
その後は一時的に寒気が南下し、北海道や関東北部で雪が降るなどヒンヤリした日もありました。今日13日(月)は全国的に雨で、真夏日地点はゼロ。夏日地点も全国で6%(沖縄や九州、四国)でした。
明日14日(火)以降は、日に日に気温がアップ。今週末(土日)は、沖縄~北海道にかけて夏日・真夏日続出。全国の7割以上で夏日となり、東京都心や北海道の十勝地方などでも予想が上振れすれば今年初めて真夏日になるかもしれません。
※夏日:最高気温25℃以上、真夏日:最高気温30℃以上
●来週も暑い 10年に一度レベルの高温予想
気象庁は今日13日(月)、沖縄・奄美、九州~北海道(一部除く)にかけて5月19日(日)頃から、平均気温がかなり高くなるとして、「高温に関する早期天候情報」を発表しました。この情報は、この時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。
まだ身体が暑さに慣れていないため、熱中症に注意が必要です。
●暑熱順化をするために日常生活でできること
暑熱順化には、体を暑さに慣れさせることが重要です。個人差もありますが、暑熱順化には数日から2週間程度かかります。暑くなる前から余裕をもって暑熱順化のための動きや活動を始めましょう。
暑熱順化のための動きや活動には、次のようなものがあります。
・ウォーキングやジョギング
帰宅時にひと駅分歩く、外出時にできるだけ階段を使用するなど、少し汗をかくような動きをしましょう。目安としては、ウォーキングの場合の時間は1回30分、ジョギングの場合の時間は1回15分、頻度は週5日程度です。
・サイクリング
通勤や買い物など、日常の中で取り入れやすいのがサイクリングです。目安とし
ては、時間は1回30分、頻度は週3回程度です。
・筋トレやストレッチ
室内では、筋トレやストレッチなどで軽く汗をかくことができます。ただ、室内
の温度や湿度には十分注意して、暑くなりすぎたり、水分や塩分が不足したりし
ないようにしましょう。目安としては、時間は1回30分、頻度は週5回~毎日
程度です。
・入浴
シャワーのみで済ませず、湯舟にお湯をはって入浴しましょう。入浴の前後に
は十分な水分と適度な塩分を補給し、入浴して適度に汗をかくとよさそうです。
目安としては、入浴の頻度は2日に1回程度です。
暑熱順化ができても、数日暑さから遠ざかると効果はなくなってしまいます。自分が暑熱順化できているかを意識し、まだ暑熱順化できていないときには、こまめな水分補給や涼しい場所での休憩などで熱中症を予防しましょう。