今日6日の関東甲信は、昼頃まで雨や雪が降りそう。山沿いでは、大雪の峠は越えたものの、交通への影響やなだれなどにご注意を。冷たい北風が吹きつけて、真冬のような寒さに。
●昼頃まで雨や雪 山沿いは大雪の所も
今日6日の関東甲信は、低気圧の影響で昼頃まで冷たい雨が降り、朝のうちは平地でも雪の降る所がありそうです。雨や雪のやむ時間があるものの、沿岸部は昼過ぎまで雨雲がかかるでしょう。雨脚が強まることもありそうです。
山沿いでは昨日から大雪になっている所があり、引き続き、注意が必要です。24時間降雪量は、栃木県日光市土呂部で26センチ(6日午前4時まで)、群馬県草津町と長野県軽井沢町で16センチ(6日午前6時まで)。栃木県日光市土呂部では、午前4時の積雪の深さが31センチと、昨日の午後から20センチ以上も積雪が増えています。
山沿いの大雪の峠は越えましたが、昼前にかけて断続的に雪が降り、大雪になる所があるでしょう。積雪や路面の凍結によるスリップ事故、転倒などに注意が必要です。また、架線や電線、樹木への着雪、なだれにご注意ください。
●北風強く 真冬のような寒さ
雨や雪がやんでも、風の強い状態が続くでしょう、千葉県や茨城県の海上では非常に強い風が吹きそうです。午前6時現在、沿岸の地域を中心に強風、波浪注意報が発表されています。海沿いには近づかないようにしてください。
また、北よりの風が吹きつける影響で、実際の気温よりも寒く感じられるでしょう。最高気温は10℃前後の所が多く、真冬のような寒さです。暖かくしてお出かけください。
●路面の凍結 特に注意すべき所は
雪や雨が降って濡れた路面は、気温が下がると、凍結してしまいます。中でも、路面の凍結に注意が必要なのは、次の4か所です。
(1)橋や歩道橋の上は、地面の熱が伝わりにくく、風通しが良いので、凍結しやすくなります。特に、ふぶいている時は、他の所よりも風が強く、視界が悪いうえに、凍結しやすいので、かなり危険です。
(2)トンネルの中と外では、路面状態が大きく違うことがあります。トンネルの出入り口では路面の凍結により、急にハンドルを取られないよう、十分、スピードを落として運転しましょう。
(3)交差点やカーブも、近づく前に、十分にスピードを落とすことが大切です。ハンドルを切ったまま、ブレーキを踏むと、とても滑りやすくなります。また、加速する時も、交差点やカーブを曲がり切ってから、アクセルを踏みましょう。
(4)日陰は、いったん路面が凍結すると、完全にとけるまでに時間がかかります。建物の北側など、日陰になりやすい道を通る際は、十分にお気をつけください。