17日(日)午前9時、ミンダナオ島の東で、台風17号「ジェラワット」が発生しました。
●台風17号「ジェラワット」発生
17日(日)午前9時、ミンダナオ島の東で台風17号「ジェラワット」が発生しました。中心気圧は1002hPa、中心付近の最大風速は18m/s、最大瞬間風速は25m/sとなっています。台風16号の発生が10月18日午後3時でしたので、約2か月ぶりの台風発生となります。
台風17号は今後、あまり発達せず西よりに進み、19日(火)には南シナ海で熱帯低気圧になる見通しです。日本への直接的な影響はないでしょう。
12月に台風が発生と思うかもしれませんが、特に珍しいことではありません。1991年から2020年の30年平均の台風発生数をみると、12月は1.0個発生しています。昨年2022年も12月に台風25号が発生しました。
この台風17号が今年最後の台風になる可能性があります。台風の発生数が17個だと、2010年の14個、1998年16個に次いで、3番目に少ない発生数となります。
●台風の名前
「ジェラワット」は、マレーシアが用意した名前で「淡水魚の名前」に由来しています。台風の名前は、「台風委員会」(日本含む14カ国等が加盟)で各加盟国などの提案した名前が、あらかじめ140用意されていて、発生順につけられます。準備された140を繰り返して使用(140番目の次は1番目に戻る)されますが、大きな災害をもたらした台風などがあると、加盟国からの要請によって、その名前を以後の台風では使用しないように別の名前に変更することがあります。