きょう3日(火)18時半頃から、広い範囲で「国際宇宙ステーション(ISS) きぼう」を見つけるチャンスです。空を見上げて、国際宇宙ステーション(ISS)を探してみてはいかがでしょうか?各地の天気や時刻をまとめました。
●国際宇宙ステーション「きぼう」が見える条件
国際宇宙ステーション(ISS)とは地上から約400km上空に建設された実験施設で、「きぼう」はそのうちの日本実験棟です。ISSはサッカー場くらいの大きさです。
ISSは自ら光っているわけではなく、太陽の光を反射して明るく輝いています。地上からISSを見るための条件は、①晴れていること②自分の上空をISSが通過すること③地上は夜でISSがいる上空が昼であること。ISSは上空400kmにあることから、夕方に地上で日が落ちてからもしばらく太陽に照らされています。地上からはこの光の反射を追うことで、観測をすることができます。
条件次第では肉眼でも見ることができ、スマートフォンでも撮影可能です。
●「国際宇宙ステーション(ISS)きぼう」が見られる時刻と各地の天気
トップの図は、きょう3日(火)の「国際宇宙ステーション(ISS)きぼう」が見え始める時刻と、最大仰角(最接近)時の方角です。18時36分頃から観察のチャンスがあります。見え始めから見え終わりまでは3分程度です。
通過予想時刻の3分くらい前から、出現が予想される方角の空を、なるべく視野を広くして探すことがコツです。明るい星のような光が、飛行機よりも速めのスピードで、流れて行くように見えます。望遠鏡などを使うと、視野が限定されてしまい、見逃す可能性がありますので、肉眼で探すと良いでしょう。スマートフォンなどで動画の撮影もオススメです。光がスーッと動いていく様子をとらえることもできます。
各地の天気です。
北海道や東北北部は晴れて、観察できる所が多いでしょう。東北南部や関東~九州北部は雲が多くなりますが、雲の間から観察のチャンスありです。九州南部や東海では、夜の帰宅時間は、遅くなればなるほど雨が降りやすくなりそうです。グッとヒンヤリしますので、風邪を引かないよう、お気をつけ下さい。
晴れている所は、空を見上げて「きぼう」を探してみてはいかがでしょうか。