梅雨前線は26日(月)以降は日本海まで北上するでしょう。西日本の日本海側を中心に雨量が多くなる恐れ。体にこたえる蒸し暑さとなり、熱帯夜の所もありそうです。7月は梅雨前線が本州付近に延び、梅雨最盛期の大雨に注意、警戒が必要です。
●沖縄や奄美は梅雨明けへ
25日(日)以降は太平洋高気圧が次第に勢力を強め、南西諸島付近を覆うでしょう。
沖縄は25日(日)以降は晴れる日が多くなり、梅雨明けとなると見られます。奄美は25日(日)は雲が多く、雨や雷雨の所がありますが、26日(月)以降は晴れる日が増えるでしょう。奄美はこのタイミングで梅雨明けとなる可能性があります。
強い日差しがギラギラと照り付けるようになり、厳しい暑さとなるでしょう。熱中症に警戒が必要です。
●梅雨前線が日本海まで北上 体にこたえる蒸し暑さに 熱帯夜も
梅雨前線は25日(日)は九州付近まで北上する予想です。九州は昼頃から雨や雷雨になり、激しい雨の降る所もあるでしょう。
26日(月)頃は梅雨前線が対馬海峡付近から日本海に延び、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込む予想です。九州北部や中国地方を中心に雨量が多くなる恐れがあります。28日(水)以降は梅雨前線が日本海から次第に本州付近に南下するでしょう。九州から東北は断続的に雨が降りそうです。
本州付近は梅雨前線の南側に入り、蒸し暑い空気に包まれるでしょう。最高気温は平年並みか高く、所々で真夏日(最高気温30℃以上)となりそうです。湿気も多く、体にこたえる蒸し暑さとなるでしょう。福岡や大阪など熱帯夜(夜間の気温が25℃以上)となる所もありそうです。夜間の熱中症にもご注意ください。
●7月 梅雨最盛期の大雨の恐れ
7月になると、九州から東北は梅雨の最盛期の大雨に注意、警戒が必要です。
7月1日(土)以降は梅雨前線が本州付近に延びるでしょう。特に、1日(土)から3日(月)頃は活発な雨雲がかかり、西日本や東日本を中心に雨量が多くなる恐れがあります。最新の情報にご注意ください。その後も梅雨空が続き、断続的に雨が降るでしょう。
最高気温は平年並みの日が多い見込みです。湿度が高く、不快な蒸し暑さとなりそうです。こまめな水分補給を心がけてください。
●梅雨の最盛期 大雨の備えを
梅雨の最盛期には毎年のように大雨による被害がでます。大雨災害による被害を少しでも小さくするために、あらかじめ備えておいていただきたいことは、次の3つです。
① 避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。いざ大雨による災害が発生すると、避難経路が通れなかったり、避難場所に行けなくなったりすることもあります。複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。また、川や斜面の近くは通らないようにするなど、浸水や土砂災害の危険性が高い場所を避難経路に選ぶのは、避けてください。確認した避難場所や避難経路の情報は、家族で共有しておきましょう。
② 非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。
③ 側溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。