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あす19日にかけて暖かい南風 広く雨に 雪どけによる雪崩や土砂災害などに注意


あす19日にかけて、南よりの風が吹き、気温はこの時期としては高めでしょう。積雪の多い地域では、雪どけが進みますので、雪崩や土砂災害などに注意してください。

●きょう18日 最高気温は平年より高く 雪どけ進む

きょう18日は、本州の南に中心を持つ高気圧の周辺をまわって、本州付近に暖かい空気が流れ込んでいます。
午後2時までの最高気温は、札幌市5.6℃、仙台市12.5℃、金沢市12.1、東京都心14.9℃、福岡市15.7℃など、平年より高く3月下旬並みの所もありました。

午後2時の積雪の深さは、青森県弘前市75センチ、山形県大蔵村肘折267センチで、24時間で10センチ以上少なくなるなど、雪どけが進んでいます。

●あす19日にかけて広く雨 南風が吹き気温は高め 雪どけによる災害に注意

日本海の低気圧が、今後、前線を伴って、あす19日にかけて本州を通過する見込みです。前線や低気圧に向かって、暖かく湿った空気が流れ込むでしょう。広く雨が降る見込みです。

南よりの風が強まり、東海や関東を中心に、非常に強く吹くでしょう。
あす19日朝の冷え込みは、この時期としては弱い見込みです。日中も九州から東北南部を中心に、気温は15℃くらいまで上がる所が多く、20℃を超える所もある予想です。

積雪の多い地域では、雪どけがさらに進むでしょう。雪どけによる災害に注意が必要です。

●融雪災害に注意

積雪が多く残る所では、気温の上昇や雨により雪どけが進むことで、次の3つの災害が発生する恐れがあります。

①雪どけによって「全層なだれ」が発生しやすくなります。山に積もった雪が全て滑り落ちる現象で、気温の上昇や雨の後などに多く発生します。過去になだれが発生した斜面や積雪に亀裂が入っている所では、特に注意が必要です。

②雪どけにより大量の水分が地面に浸み込むことで地盤が緩み、「土砂災害」が発生することがあります。山間部や急な傾斜地では、特に注意が必要です。

③雪が多く積もった道路で、気温が上昇したり、雨が降ったりすると、「冠水」のおそれがあります。路肩に集められた雪によって排水が悪くなったり、雪の塊が排水溝を塞いだりしてしまうことがあるためです。大雪のあとの雨は、たとえ大雨でなくても、道路の冠水に十分ご注意ください。

このほか屋根からの落雪も多くなるため、屋根の上の雪下ろしや軒先で作業する際は注意が必要です。

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