昨日(21日)の北海道は、最も気温の上がった宗谷地方の浜頓別でも24.7度にとどまり、7月2日以来、50日ぶりに1地点も夏日にすらなりませんでした。
●朝は富士山頂並みの気温 ストーブの出番も?
昨日は本州では40度近くまで上がり、連日の酷暑となりましたが、北海道には日本海に中心を持つ高気圧の影響で大陸からのやや冷たい北西風が入ったため、気温の上がり方が鈍くなりました。道内の最高気温は宗谷地方の浜頓別の24.7度と、北海道内では最高気温25度以上の夏日になった所すらありませんでした。道内で夏日の地点が現れなかったのは、7月2日以来50日ぶりのこととなりました。
また、朝晩の冷え込みも強まっており、昨日は宗谷地方の稚内市沼川で最低気温6.4度と、富士山の山頂(最低気温6.5度)よりも気温が低くなりました。今朝も紋別地方の遠軽町生田原で6.0度を記録するなど、場所によってはストーブをつけたくなるような冷え込みとなりました。
●今日は気温上昇も湿度は低め
今日の日中の北海道は、千島近海に中心を持つ高気圧の影響を大きく受けるため、昨日と違って南よりの風が吹きやすくなります。さらに広く晴れて日差しが強まるため、最高気温は平年並みかやや高めとなり、内陸では一部で30度くらいまで上がりそうです。
しかし、昨日に引き続き、湿度は低めに経過します。そのため、各地でカラッとした陽気となり、気温が上がってもしのぎやすい暑さとなるでしょう。北海道らしい暑さ、と言えそうです。