12日、札幌管区気象台が北海道の1か月予報を発表しました。向こう1か月の北海道上空の気温が平年より高くなる予想となることから、1か月の平均気温は平年並みか高くなる見込みです。また、12月下旬から1月上旬にかけては、冬型の気圧配置の強さが例年通りとなり、日本海側やオホーツク海側は曇りや雪の降る日が多く、太平洋側は晴れる日が多くなる見込みです。降水量と日照時間はともに平年並み、また、日本海側の降雪量は平年並みか少ない予想となっています。
●・12月中旬は、後半に寒気の影響を受ける?
12月中旬の北海道は、17日頃まで強い寒気の南下が見込まれないため、雲が広がりやすいものの、気温は高めで経過しそうです。しかし、19日~20日かけては低気圧が通過した後、上空に強い寒気の流入が見込まれ、気温は低くなる予想です。日本海側などで雪が降り、ふぶいたり局地的な大雪となる恐れがありますので、最新の気象情報に注意して下さい。
●・年末年始は例年通りの冬となりそう
12月下旬から1月上旬の北海道は、冬型の気圧配置の強さが例年通りとなる見込みです。冬型の気圧配置を構成する要素としてあげられる、アリューシャン方面の低気圧は強まることが予想され、また、北日本には北極起源の寒気が入りやすい状況となることが予想されています。強い寒気の南下に伴い冬型の気圧配置が一時的に強まり、日本海側などで大雪となる恐れもあります。
年末年始は特に人や車の移動が特に多くなる時期。最新の気象情報をチェックして、無理のない行動計画を立てられるのが良いでしょう。