今日(8日)の北海道は高気圧に覆われた影響で各地で青空が広がりました。しかし、明日(9日)は次第に気圧の谷が近づき、湿った雪や雨が広く降る見込みです。
札幌など、明日成人式が行われる地域でも、例年通りに天気が崩れることになりそうです。
●4年に3年は1センチ以上の降雪
北海道では、弱いものも含めれば、この時期はほぼ毎日雪が降ります。札幌のデータを見ても、昨年(2016年)1月は、雪日数が31日と、1月全てで雪を観測しています。
1日1センチ以上という、多少なりとも積もるような雪で見てみても、過去30年分の札幌では計593日で、全体の6割以上を占めます。3日に2日程度は積もる雪が降っているのです。
では、成人の日に限って見るとどうなのでしょうか?
同じく札幌の過去30年のデータを見ると、成人の日に1センチ以上の雪が降ったのは全体の73%にあたる22年に上り、約4年に3年は積もる雪が降っていることになります。ただでさえ雪の降りやすいこの時期の札幌でも、成人の日はより雪の降りやすい日と言えるのです。
●今年も積もるような雪に
今年の成人の日も、例年通り札幌では積もる雪となりそうです。午後になってからの雪となる見込みですが、時折降り方が強まり、5センチから10センチ程度の雪となる見込みです。しかも、明日は気温が割合高めで、湿った雪となるため、成人式へ晴れ着で向かわれる方は特に注意が必要です。
また、夜になると強い寒気が入り始めるため、遅い時間には凍結し始める路面も増える見込みです。降ってくる雪だけでなく、足元にも十分にご注意ください。