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北海道は真冬日 関東は年末年始の寒さ


今朝の日本列島は冬将軍がもたらした寒気に覆われ、冷え込みました。日中にかけてもあまり気温は上がらないでしょう。北海道は軒並み真冬日になりそうです。東北や北陸、関東も年末年始頃の寒さになる見込みです。


●各地で強い冷え込み 初氷や初霜も


今朝は、強い寒気が流れ込んだため、各地で冷え込みが強まりました。全国の9割近くで最低気温が5度を下回り、北日本では広い範囲で氷点下まで下がりました。全国で一番低かったのは、石狩地方の恵庭島松の氷点下15度9分、続いて十勝地方上札内では氷点下15度4分で、いずれもこの冬一番の冷え込みでした。岐阜の多治見は氷点下1度まで下がり、この冬初めての0度未満。大阪4度9分、和歌山3度9分、高知3度8分、福岡4度5分と、こちらはこの冬初の5度以下でした。名古屋は初氷と初霜を、京都や福岡、長崎、熊本では初霜を観測しました。


●東北や北陸、関東は年末年始頃の寒さになる


日中にかけても気温はあまり上がらないでしょう。北海道は広い範囲で真冬日となり、この冬一番の寒さになる所もありそうです。札幌は氷点下2度の予想で、およそ2週間ぶりの真冬日になるでしょう。東北は5度前後、北陸は10度以下で厳しい寒さになりそうです。関東は10度前後までしか上がらない予想です。東北や北陸、関東は年末年始頃の寒さになりますので、日中も厚手のコートが必要です。東海から九州は13度から16度前後で、師走のこの時期らしい寒さになるでしょう。


●日本海側は夕方から大気の状態が不安定になる


北海道や東北の日本海側はきのうから大雪になっている所があります。午前7時までの24時間に降った雪の量は、青森県の酸ヶ湯では44センチ、北海道宗谷地方の沼川では32センチでした。また、午前7時現在の積雪は青森県の酸ヶ湯で83センチ、北海道上川の旭川は42センチに達しています。きょうの日中にかけても、北海道や東北の日本海側は寒気の影響が残り、雪が降りやすいでしょう。昨日ほどではありませんが、午前中を中心にふぶきそうです。見通しの悪い所がありますのでご注意下さい。

また、きょうは冬型の気圧配置が緩み、夜には日本海に低気圧が進んでくる見込みです。低気圧に向かって南から暖かい空気が流れ込むでしょう。このため、東北から山陰地方の日本海側は大気の状態が不安定になります。夕方以降は雨や雪となり、雷を伴う所があるでしょう。短い時間に強く降ったり、落雷や突風の恐れがありますのでご注意下さい。一方、北海道から四国にかけての太平洋側と九州各地は大体晴れるでしょう。全国的に強い風は収まる見込みです。

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