
<スペインリーグ:Rソシエダード2-2エスパニョール>◇24日(日本時間25日)◇第2節◇サンセバスチャン
レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(24)がエスパニョール戦後、「もっと主役を演じられるように努めること」と今季の目標について言及した。
Rソシエダードは24日にホームで行われたスペインリーグ第2節でエスパニョールと対戦。今季開幕から2試合連続で先発した久保が全ゴールに絡む活躍を見せ、2-2で引き分けた。試合後に久保が話したもようをスペイン紙マルカが伝えた。
久保はまず、最終的に追いついたエスパニョール戦について、「前半を除けば、かなり良かった。重要なのはこの2試合、僕たちが何らかの形でうまく対応できたことだが、感情的に落ち込むのは好ましくないので、改善する必要がある」と感想を述べた。
0-1のリードを許したシーンについては「あまりにも簡単にやられてしまったので正直かなり腹が立ったし、何度かチャンスがあったのに先制できなかった。突然、何でもないようなカウンターで攻め込まれ、僕はトゥリエンテスに視界が遮られて見えなかったが、失点してしまったんだ。エスパニョールが喜ぶ姿を見て、『くそっ!』と言ってしまったし、ボールを持った時にうまくプレーできていなかったので、精神的に落ち込んでしまった」と振り返った。
チームに欠けている点については「さっきオーリ(オスカルソン)と話し、彼は最後の20分間とても良かったと言っていた。もっとその時間を延ばせるように努めないと。次は反撃するのではなく、自分たちが先制する方が良い結果を得られるだろう」と答えた。
今季の目標については、「もっと主役を演じられるように努めること、それが僕に期待されていることだ。今日はプレーを生み出し、1対2の場面でチームメートを有利な状況にするため、いつもより少し下がる必要があった」と説明した。
久保はまた、サイドと中のどちらでプレーする方が好きかという質問に対し「ゴールやアシストを記録したい。そのためには中でプレーする方がいいと思うけど、中でプレーできない時はサイドに行くのもいいと思う。僕はチームに貢献し、試合に応じて求められる役割を果たすためにいる」と返答した。
日本滞在中に補強を求める発言をしたことについては、「もう謝罪したのでこれ以上話すつもりはない。失言してしまうかもしれないので、話さない方がいいだろう」と答えていた。(高橋智行通信員)