
<パドレス2-8ドジャース>◇24日(日本時間25日)◇ペトコパーク
米放送局「MLB Network」の番組「MLB Now」では、この日までにドジャース大谷翔平投手(31)の二刀流について大激論が交わされた。
番組には司会のブライアン・ケニー氏と、マーリンズやレッドソックスでプレーしたケビン・ミラー氏(53)が出演。かねて打者専念派のケニー氏と、二刀流派のミラー氏が真っ向からぶつかった。
ケニー氏は大谷が20日(同21日)のロッキーズ戦(クアーズフィールド)で、4回を9安打5失点だったことから、打者専念論をヒートアップ。ミラー氏は「じゃあ昨日ショウヘイが6イニングで2安打10奪三振だったら君はなんて言うんだ?」と反論すると、ケニー氏は「昨日は絶対無理だった。明らかに4回か5回でスタミナ切れだ。来年ならできるかもね」と返した。
ミラー氏はさらに反論。「俺を信じろ。イニングを引っ張って慣れさせないといけない。大事なのはコントロールだ。右腕は問題ないだろう? 100マイル(約161キロ)を投げているんだから」とつづけた。ケニー氏はドジャース全体を批判。「ベッツはショートにいるべきじゃないのに、本人がそれをやりたがる。オオタニも伝統的な先発投手じゃないけど、そこにいたがる。スーパースターのエゴが少しずつ出て、チームが乱れているんだ」と話した。
さらにケニー氏は「もしケガをしたらリーグ最高の打者を失うんですよ? エンゼルスの時はプレーオフにいけなかったからいいけどね。でも、今ケガをしたら投手と打者を両方失うんですよ」と、大谷に万が一の事態が発生した際のリスクに言及。
ミラー氏は「みんなケガはするだろ! マイク・トラウトは5億ドルもらってる。そんな選手が『ケガするから盗塁しないで』なんて言ったらどう? 完全な選手じゃないでしょう?ケガするまで走れ! ケガするまでホームランを打て! ケガをするまで速球を投げろ!」と激論は冷めなかった。