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【阪神】佐藤輝明が復調の32号ソロ!「あの時はそんなに…」新人年の大不振から感じる成長点とは


ヤクルト対阪神 4回表阪神無死、右越えソロ本塁打を放つ佐藤輝(撮影・清水貴仁)

<ヤクルト1-8阪神>◇24日◇神宮

トンネル脱出でひと安心! 阪神佐藤輝明内野手(26)が出場9試合ぶりの復活アーチを架け、チームを快勝に導いた。1打席目に今季自身ワーストタイの17打席連続無安打を喫したが、1点リードで迎えた4回先頭の2打席目、ヤクルト奥川から32号右越えソロを放った。8回にも一挙5得点を締めくくる右前適時打を記録。2位巨人が敗れたため、優勝マジックは18から16に減った。

   ◇   ◇   ◇

ベンチに戻った佐藤輝は、ナインから満面の笑みで出迎えられた。18打席ぶりの安打となった今季32号ソロ。ダイヤモンドを回る間も、左翼席を中心に歓声が鳴りやまなかった。自身のみではない。ナインからもファンからも待ち望まれた1発だった。

「悪いなりには少しずつ修正できているのかなと思います。しっかり積極的に、とは思っていました」

4回先頭の第2打席だ。ヤクルト奥川の甘く入った初球129キロスライダーを逃すことなく強振。高弾道の放物線で右翼席に運んだ。1打席目は内角148キロ直球に手が出ずに見逃し三振。連続無安打が今季ワーストタイの17打席まで伸びていた。トンネルを抜けた一打は10日ヤクルト戦以来、出場9試合ぶりのアーチとなった。

前夜は5打数無安打。自身今季ワーストタイとなる1試合4三振も喫していた。ベンチでは時折首をかしげながら、ぼうぜんとした表情。試合後も「今日はダメだったので。また明日から頑張ります」と言葉を絞り出すしかなかった。一夜明け、修正した点は「細かい部分ですけどね」。前向きに重ねた微修正が、復調弾につながった。

ルーキーイヤーの21年には59打席連続無安打を経験している。セ・リーグのワースト記録を更新した大不振。しかし、当時と現在の自分を比較すると、確かな手応えがある。

「あの時はそんなに考え方も整理できていなかった。ただ、がむしゃらにやっていただけなので。考え方は変わっているんじゃないですかね」

シーズン中は毎打席欠かさず打撃映像をチェックする。反省と修正を繰り返し、考え方や技術の引き出しを増やしてきた。だから不調時も冷静に対処法を探し出せるのだろう。

8回には右前適時打を放ち、4試合ぶりのマルチ安打も記録。チームの今季最多タイ記録、1イニング5得点を締めくくった。2位巨人が敗れたため、優勝マジックは2つ減って16。それでも主砲に気の緩みは一切ない。「最後まで変わらずにできたらいいかなと思います」。歓喜の瞬間に向け、再び状態を上げていく。【波部俊之介】

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