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【ソフトバンク】近藤好機で3度の申告敬遠→山川穂高凡退「責任は僕。打っていれば勝っていた」


日本ハム対ソフトバンク 8回表ソフトバンク2死一、二塁、三ゴロに終わる山川(撮影・黒川智章)

<日本ハム1-0ソフトバンク>◇24日◇エスコンフィールド

ソフトバンクが新庄ハムに3連敗を喫した。延長にもつれ込んだ緊迫戦も延長10回サヨナラ負け。3番近藤健介外野手(32)が好機で3度の申告敬遠。4番山川穂高内野手(33)がすべて凡退するなどチャンスをつぶした。優勝マジック点灯に「王手」をかけながら乗り込んだ北の大地でスイープされ、ゲーム差は0・5。敵地で思わぬ足踏みとなったが、「投手は責められない。また明後日から」と小久保裕紀監督(53)は気持ちを切り替えた。

   ◇   ◇   ◇

責任を背負い込んだソフトバンクの4番山川は、大きく息を吸い込んでゆっくりと話し始めた。

「何て言えばいいんですかね。責任は今日、そしてこの3試合は僕のものでしょう。打っていれば勝っていますし…。めちゃくちゃ悔しいです。でも結果がすべてなんで」

モイネロと日本ハム伊藤の白熱の投手戦。それでもチャンスはある。2回1死満塁の窮地を無失点で切り抜けた直後の3回表。2死二塁で3番近藤が申告敬遠。山川は直球を捉えたが右飛。終盤8回には2死二塁から再び近藤が歩かされた(申告敬遠)。フルカウントまで粘ったが、遊ゴロで均衡は破れなかった。そして延長10回2死二塁。近藤が3度目の申告敬遠。2番手上原の初球のフォークを芯で捉えたが、三ゴロに倒れ3度の好機にバットで報いることはできなかった。主砲としてのプライドも傷ついたろう。「これはこれで受け止めて、またしっかりやるしかない」。山川はそう言って唇をかんだ。

優勝マジック点灯に王手をかけながら敵地で3連敗。後半戦に入って快進撃を続けていたホークスだが、やはり「優勝」に向けた道のりは平たんではない。左腕エースのモイネロが8回5安打無失点投球を見せながら、ホームは遠かった。試合後、小久保監督は言った。「ピッチャーは責められないです。モイネロも頑張っていましたし」。0-0の延長10回裏に新守護神の杉山を投入。先頭の内野安打をきっかけにサヨナラ負けを喫してしまったが、前日(23日)に引き続き「敗因」を口にすることはなかった。

前回、福岡での3連戦は3連勝。そして北の大地で新庄ハムにやり返された。「(日本ハム先発が)伊藤のこういう展開になるのは分かっていた。2回のピンチをしのいだ後に流れが来ると思ったんだけどね。今回3つやられただけのことなんで。また明後日からです」。26日からは弘前、秋田と続く対楽天「みちのく遠征」。きっちりこの借りは返してみせる。【佐竹英治】

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