
<ブンデスリーガ:ザンクトパウリ3-3ドルトムント>◇23日◇第1節◇ミラントア・シュタディオン
ドイツ・ブンデスリーガ開幕節で、ザンクトパウリに加入したMF藤田譲瑠チマ(23)はドイツ1部デビューとなったホームのドルトムント戦にフル出場した。
試合は1-3の後半40分に相手に退場者が出ると、同41、44分と連続ゴールを決めて追い付き、3-3で引き分けた。
ベルギー1部シントトロイデンから移籍した藤田はボランチでフル出場。昨夏のパリオリンピックで日本代表の主将を務めた23歳のMFは、味方に立ち位置の変更を指示するなど、ブンデスリーガ初挑戦で堂々とプレーした。
パス技術の高さを示しただけでなく、よく走ってセカンドボールも回収。PK戦の末に勝ち上がった16日のドイツ・カップ1回戦ノルダーシュテット戦に続き、この日もフル出場した。
チームは強豪ドルトムントから勝ち点1を獲得。藤田は「最初からチーム一丸となってプレーした。難しい試合でしたが、最後に成果を得ることができてとてもうれしい」とコメントした。