
<巨人4-1DeNA>◇23日◇東京ドーム
巨人は4番岡本和真内野手(29)の2打席連続弾で、3位DeNAに2連勝を飾り、3位DeNAとのゲーム差を3・5に広げた。
阿部慎之助監督(46)は「カード勝ち越しましたけど、この時期になるとそんなの関係ないんでね。目先の1勝を勝つことだけを考えて、残り30試合をやりたい」と気を引き締めた。
5回先頭、岡本がここまで巨人打線が無安打無四球に封じ込められていたDeNA先発石田裕の121キロのシンカーを完璧にすくい上げ、左中間スタンド最前列へ。先制の10号ソロで、8年連続の2ケタ本塁打を達成した。阿部監督も「(石田裕)をなかなか攻めきれずにいたんだけど、いい形で岡本が口火を切ってくれた」と主砲の先制弾を評価した。
さらに7回1死で迎えた第3打席では、石田裕の初球スライダーを捉え、中堅左への2打席連続アーチを決めた。8回にも2点を加えてダメ押しした。
投げては先発井上温大投手(24)が6回途中3安打無失点と好投し、約3カ月ぶりとなる白星を挙げた。阿部監督は「まだ借金があるピッチャーなので、とにかく自分の借金をまず返して欲しい」と愛のゲキを飛ばした。