
<巨人4-1DeNA>◇23日◇東京ドーム
巨人は4番岡本和真内野手(29)の2打席連続弾で、3位DeNAに2連勝を飾り、3位DeNAとのゲーム差を3・5に広げた。
5回先頭、ここまで巨人打線が無安打無四球に封じ込められていたDeNA先発石田裕の121キロのシンカーを完璧にすくい上げ、左中間スタンド最前列へ。先制の10号ソロで、8年連続の2ケタ本塁打を達成した。
さらに7回1死で迎えた第3打席では、石田裕の初球スライダーを捉え、中堅左への2打席連続アーチを決めた。8回にも2点を加えてダメ押しした。
投げては先発井上温大投手(24)が6回途中3安打無失点と好投し、約3カ月ぶりとなる白星を挙げた。
▼岡本が5回に決勝点となる先制本塁打。岡本の勝利打点(V打)はこれで3試合連続。3試合続けてV打は23年6月11~14日、24年7月6~9日に次いで自身3度目。巨人で3試合連続V打を3度も記録したのは96年8月、97年8月、02年7月にマークした松井以来、2リーグ制後2人目。ちなみに、王は68年4月と78年7月(4試合)の2度で、長嶋は3試合連続V打が1度もなかった。
▼岡本は今季の11本塁打はすべて4番で打っており、18年から8年続けて4番で2桁本塁打。巨人の4番で8年連続10本塁打以上は、72~80年王の9年、85~92年原の8年に次いで3人目。58~64年、66~72年と7年を2度記録した長嶋を、連続年数で上回った。