
<ウエスタン・リーグ:オリックス3-3ソフトバンク>◇22日◇ほっともっと神戸
オリックス福田周平外野手(33)が2軍ソフトバンク戦で5打数5安打と快音を響かせた。「2番指名打者」で出場。初回、ソフトバンク岩崎の147キロ直球を右前にはじき返した。3回は遊撃への内野安打、5回も右前に運び、7回は中堅へ二塁打を放った。2-3の9回、先頭でソフトバンク岩井の154キロ高め直球を右前打。好機を演出し、池田陵真外野手(21)の左翼への適時打で引き分けとした。
福田は「追い込まれる前にファーストストライクからどんどん打つというのはできたので、それがいい結果につながった」とうなずいた。
6回には2番手で平野佳寿投手(41)が登板。場内に名前がコールされると、歓声が上がった。先頭のソフトバンク広瀬隆を140キロ直球で右飛。ツーシームやフォークも織り交ぜ、1イニングを1安打無失点に抑えた。「投げたいボールをしっかり投げられたところもある。(感覚は)いつもとそんなに変わらない。しっかり投げるだけなので」。きっちりとゼロを刻んだ。
この日はほっともっと神戸で、ブルーウェーブの復刻ユニホームを着用して行われた。福田は「ユニホームもかっこよかった。やる気は出たので、なんとか勝ちにつなげたかった」。平野も「(この球場は)ずっと投げている。ユニホームも気分が変わるから良い」とほほ笑んだ。