
ガンバ大阪は22日、翌日の横浜FC戦(パナスタ)に向けて非公開で調整した。
今月イングランド2部シェフィールド・ウェンズデーから完全移籍加入したDF初瀬亮(28)は、22日に選手登録が完了。7シーズンぶりとなるG大阪での“再デビュー”を前に「ワクワクしかない」と力強く意気込んだ。
チームはファジアーノ岡山、サンフレッチェ広島、FC町田ゼルビアに敗れて3連敗と状況が良くない中での“復帰戦”となるが、ヴィッセル神戸や欧州で重ねてきた経験で、勝利をもたらすつもりだ。「きれい事はいらない。中2日での試合とか、(自身が)3カ月やっていない中で急に試合となっても、ピッチに立てば関係ない。言い訳をせず一瞬一瞬を戦えば、勝率は上がっていく。俺たちはやるしかないっていうところが今日の練習でもすごくあったし、明日の試合はすごく楽しみ」。局面の勝負で戦い続け、泥くさく勝利を目指す覚悟を口にした。
「今が1番飢えている状況」と話すほど、試合を求めている中での横浜FC戦となる。3カ月以上ピッチから離れたのは初めての経験。契約をかわした夜は、翌日の初練習を前に「楽しみで寝られなかったぐらい」と明かすほど、サッカーができる喜びを味わっている。だからこそ、力を出し尽くしてチームに貢献したいと考えている。「(最初の)30分に懸けてもいいし、それぐらいの気持ちで、ぶっ倒れるまでいきたい」。たくましくなって帰ってきたサイドバックが、気合のプレーでG大阪を救う。【永田淳】