
<日本ハム0-10オリックス>◇21日◇エスコンフィールド
猛牛打線が爆発した。オリックス中川圭太内野手(29)が、4戦連発と気を吐いた。
「5番左翼」で出場。8-0の5回、先頭で日本ハム3番手、河野のカットボールを左翼へ高々と放り込んだ。「先頭バッターだったので、なんとか塁に出ようと思っていたんですが、良い打球を打つことができてよかった」。キャリアハイに並ぶ12号ソロで、17日西武戦(京セラドーム大阪)から4戦連発。4試合連続本塁打は、球団では24年9月のセデーニョ以来で、日本人選手では90年7月の門田博光以来35年ぶり。大記録にも浮かれることなく「(練習が)いいと思います」と冷静だった。
2回には一挙8得点の口火を切った。1死から中前打。ここから打線が3点を挙げ、なお2死一、二塁で左足首の負傷から復帰3戦目の西川が右翼へ3ラン。「(走者を)かえすのが仕事やし、最高の結果になってよかった」。杉本も12号2ランで加点。1イニング8点は、19年6月23日の広島戦(マツダスタジアム)で延長10回表に9得点して以来6年ぶりだ。
2位日本ハムに2連敗後、今季5度目の2桁得点で快勝。岸田監督は「これでまた勢いに乗っていきたい」。22日からは3ゲーム差の4位楽天と敵地で勝負の3連戦を迎える。【村松万里子】