
<日本ハム6-5オリックス>◇19日◇エスコンF
オリックスは24年ぶりの2試合連続グランドスラムが飛び出すも、今季5度目のサヨナラ負けを喫した。
5-3の9回、守護神アンドレス・マチャド投手(32)が、2死満塁で日本ハム野村に低めのチェンジアップを右中間へ走者一掃の逆転サヨナラ打を浴びた。
岸田護監督(44)は「仕方ないです。クローザーがやられたんでね。切り替えてやってくれると思います」と責めなかった。マチャドは今季4敗目となった。
打線は日本ハムの先発、達に4回まで無安打。3点を追う5回1死、5番中川圭太内野手(29)が右翼へ2戦連発となる10号ソロ。ここから打線が爆発。1死満塁で9番宗佑磨内野手(29)は初球カーブをフルスイングで右翼へ5号グランドスラム。プロ11年目で初満塁弾を放ち、一挙5得点で逆転した。
17日の西武戦(京セラドーム大阪)では6点差から太田椋内野手(24)が自身初の満塁弾を放ち、中川、広岡大志内野手(28)の計3発で今季9度目のサヨナラ勝ち。球団で2試合連続の満塁本塁打は01年(平13)9月30日ロッテ戦(GS神戸)で藤井、10月1日ロッテ戦(同)でアリアスが放って以来24年ぶりとなった。
先発のドラフト2位寺西成騎投手(22)は5回7安打3失点。6回からは山岡泰輔投手(29)、7回才木海翔投手(25)、8回ルイス・ペルドモ投手(32)と無失点をつないでいたが、マチャドがつかまった。この日4位楽天が勝利し、ゲーム差は2に縮まった。2位日本ハムとは10ゲーム差に広がった。