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【新潟】安英学氏が古巣訪れ激励 上手い選手沢山いる、残留へ「諦めず最後の1秒まで全力で」


古巣新潟にエールを送った安氏

レジェンドが古巣を激励した。J1新潟のOBで元北朝鮮代表MFの安英学氏(46)がこのほど、自身がサポートする朝鮮学校の高校年代のチームの練習試合のため、新潟を訪れた。02年に立正大から当時J2の新潟に入団し、03年にはJ1昇格に貢献。ひたむきなプレーは多くのサポーターに支持された。現在J1最下位の20位に沈み、J2降格の危機にある古巣の後輩にエールを送った。

   ◇   ◇   ◇

安氏は神奈川朝鮮中高級学校、茨城朝鮮初中高級学校、北海道朝鮮初中高級学校の高級部の合同チーム20人らとともに新潟を訪れた。昨年に続いての来県で、19日から21日までに北越、新潟U-18、新潟明訓と練習試合を行ったチームのサポートをした。各校の中には自身が代表を務めるJunistarサッカースクール出身の選手もいる。

この期間、02年から3年間過ごした新潟の知人らと再会。「差し入れをいただいたり、試合を見に来てくださったり。本当にありがたいです」と交流を楽しんだ。クラブの計らいで、選手とともに新潟の練習を見学。寺川能人強化本部長(50)、本間勲コーチ(44)、野沢洋輔営業本部長(45)らかつてのチームメートとも旧交を温めた。「試合結果はいつも気にしています。長男も新潟が大好きで、試合をチェックしている。゛今日も負けたよ゛と教えてくれる」と苦笑い。

もっとも間近で見た古巣の印象は違った。「うまい選手がたくさんいる。ベテランが声を出して引っ張っているし、最下位のチームとは思えない」。勝ち点20の20位。残留に向けて必死ながら、雰囲気の良さを感じ取った。同時に「最後まであきらめずに戦ってほしい」と激励した。

02年、抜群のフィジカルを生かし、ルーキーながら主ににセンターバック、ボランチとして39試合に出場。03年にはJ2優勝、J1昇格に貢献した。北朝鮮代表として10年南アフリカW杯にも出場した。「新潟がプロとしての原点。サポーターのために必死に戦った」と言う。

接触を恐れずボールに飛び込み、ゴールポストに激突して負傷したこともあった。それでも「人やボールにぶつかっても痛くない。失点の方が痛い」と体を張り続けた。先輩として見たいのは気持ちのこもった姿。「最後の1秒まで全力で走ってほしい。全力で応援してくれる人たちがいるのだから」。新潟の魂を体現した男は、現役時と同じ熱さでエールを送った。【斎藤慎一郎】

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