
先週の入れ替え&ファーム情報を、球団別でおさらいします。パ・リーグ編。
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【ソフトバンク】ウエスタン・リーグでは2軍が首位を走っている。2位の中日に3ゲーム差。同リーグ3連覇と、2年連続の1、2軍親子優勝を目指して若タカが奮闘中だ。笹川吉康外野手(23)は9本塁打、48打点でリーグ2冠。22年ドラフト1位のイヒネ・イツア内野手(20)も17日の2軍広島戦(由宇)で満塁本塁打を放つなど、笹川に次ぐ35打点の好成績を残している。
【日本ハム】高卒4年目の投打のスター候補が再昇格して結果を残した。有薗は13日ロッテ戦でプロ初安打初打点をマークして勝利に貢献。福島は14日同戦で今季2度目の先発マウンドに上がり、7回2失点で2勝目を挙げた。2軍では今川が12日DeNA戦で2打席連続本塁打を放って好調をキープ。5月以来の再昇格をアピールし続けている。
【オリックス】西川が19日からの日本ハム戦(エスコンフィールド)で1軍復帰する見込みとなった。7月1日の西武戦で左足首を負傷。16日の2軍中日戦(ナゴヤ)で実戦復帰し、中前適時打を含む4打数1安打2打点。17日には左翼守備もこなした。離脱前まで69試合に出場し、打率3割1分4厘、4本塁打、31打点をマーク。チームが得点力不足に苦しむ中、主軸が帰ってくる。
【楽天】不振の浅村が今季2度目の2軍再調整となった。7月7日に西武時代の14年6月以来、11年ぶりに出場選手登録を抹消。今月5日に再昇格したばかりだったが、14日に再び登録抹消された。高卒4年目の泰が13日にプロ初昇格し、16日の日本ハム戦でプロ初登板した。8回からマウンドに上がり、1回を3安打1失点(自責0)。その翌日からは2軍に合流した。
【西武】8月1~12日に行われた3軍の北海道・美唄夏合宿の効果がさっそく現れている。15日の2軍巨人戦(Gタウン)で、夏合宿参加の奥村、古川がともに2安打1打点の活躍とアピールした。奥村は合宿中に「このままシーズンが終われば自分自身も終わりになってしまう。何とか戻ってすぐ2軍で結果を出せるように」と意気込んでおり、有言実行を続けていく。
【ロッテ】河村が14日日本ハム戦で22年5月26日以来約3年ぶりの1軍登板を果たした。3回2/3を投げて5安打5失点(自責4)と悔しさが残る結果となったが、念願の地元凱旋(がいせん)登板となった。2軍では昨季トミー・ジョン手術を受けた森が17日のイースタン・リーグ日本ハム戦で今季最多の5回を投げ4安打1失点と好投。完全復活の道をたどっている。