
<巨人1-3阪神>◇17日◇東京ドーム
攻守でミスが響いた。巨人が首位阪神に力負けして2連敗。まずは守備でほころびが出た。先発赤星は4回2死一、三塁から高寺に右前適時打を浴び、この打球を右翼の丸が後逸。一塁走者の生還も許した。なお2死三塁から坂本にも右前適時打を許して、この回3失点。阿部慎之助監督(46)は「大体ミスしたら負けますからね」と淡々と振り返った。
攻撃でも歯がゆい展開が続いた。2点ビハインドの9回には無死一、二塁の好機をつくるも、代打の増田大がスリーバント失敗。後続も倒れて試合終了となった。相手先発の才木に対しては毎回安打を放つも5回1得点に終わり、24年7月から7連敗。指揮官も「あと1本出なかったらどうしようもないからね、何本ヒット打とうがね。点入らなきゃどうしようもない」と嘆くしかなかった。
カード負け越しで再び借金生活に突入した。今季対阪神戦は6勝15敗で、13ゲーム差に開いた。大きく負け越しているが、阿部監督は「まだ優勝(の可能性)が0%になったわけではない。そこは諦めちゃいけないと思いますし、これから全部勝つつもりでやるしかない」。やられっぱなしで終わるわけにはいかない。【水谷京裕】