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決勝は世田谷西リトルシニアVS旭川大雪ボーイズ 17日東京D/ジャイアンツカップ


世田谷西の松山は力強い投球で7回2死まで投げた(撮影・久我悟)

<ジャイアンツカップ第19回全日本中学野球選手権大会>◇16日◇東京・大田スタジアム、ジャイアンツタウンスタジアム◇準決勝

決勝戦は2年ぶり優勝を狙う世田谷西リトルシニア(東京)と初優勝がかかる旭川大雪ボーイズ(北海道)の顔合わせになった。17日の巨人対阪神戦を終えた東京ドームで行われる。

▽準決勝

世田谷西リトルシニア(東京)7-2中野リトルシニア(長野)

旭川大雪ボーイズ(北海道)5-2多摩川ボーイズ(東京)

世田谷西は中野リトルシニア(長野)と対戦。

1回裏に元木瑛介の適時三塁打など4安打を集め、4点を奪った。

3回裏には押し出し四球、5回裏には浅田宋次朗の適時三塁打、増渕晴海の適時打で2点を追加した。

先発松山泰己が2失点で7回2死まで投げたところで、球数制限の80球に到達。最後は2番手の吉住泰親が1球で試合を終えた。

松山は「変化球が抜けたけど、ストレートがよかった。行けるとこまでいかせてもらいました。行けと言われれば、決勝も行きます」と笑顔だった。

2年ぶり今大会優勝、春、夏の全国制覇に続き「中学硬式野球3冠」に王手がかかった。内栫陽向主将は「ミスもあったし、反省点もあります。東京ドームは憧れの場所ですし、あと1勝、がんばります」と力を込めた。

旭川大雪は創部2年目で2年生だけで出場する多摩川ボーイズを、0-3で迎えた5回裏に4点を奪い逆転。6回にも1点を加えて逃げ切った。

西大篠敏志監督は「相手は素質も小学校時代の実績もすぐれた選手ばかり。それでも、2年生に負けたくない気持ちを強く持てました」と粘り強い選手たちをたたえた。

多摩川ボーイズの元西武、巨人で活躍した片岡保幸監督は「しっかり成長した面もあり、たくましく感じました。よくやりました」と評価した。

逆転を許した5回表はそれまで無失点に抑えながら、一気に5安打を浴びた原悠翔のもとに、捕手や内野陣だけでなく、片岡監督も足を運ぶことはなかった。「あそこは、原に自分で抑えて、あの回を投げきって欲しいと思い、行きませんでした。今後、主体的に課題を快勝できる選手になってもらいたい」と、心を鬼にして、エースに託した。

世田谷西に敗れた中野の高橋昭二監督は1回途中で交代させたエース出川新太を3回途中から再登板させた。

「うちは出川でここまで来たチーム。もう1回登板機会をつくって、反撃したかったし、やられたらやられたで、今後に向かっての課題にして欲しかった」。

それぞれ、指導者の願いや思いがつまった準決勝だった。【久我悟】

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