starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

【甲子園】岡山学芸館・吉井翔悟「3回戦の壁越えたかった」縦の変化球を駆使、4回2失点粘投も


山梨学院対岡山学芸館 岡山学芸館先発の吉井(撮影・上田博志)

<全国高校野球選手権:山梨学院14-0岡山学芸館>◇16日◇3回戦

8強の壁は高かった。同校史上初の3回戦突破を狙った岡山学芸館(岡山)は、最速152キロ右腕の菰田陽生投手(2年)を擁する山梨学院を相手に完敗。19年、24年に続き、出場した直近3大会でいずれも3回戦敗退となった。

この日の先発は背番号11の吉井翔悟投手(3年)。2回戦の松商学園(長野)戦で完封勝利を挙げたエースの青中陽希投手(3年)はベンチスタートとなった。佐藤貴博監督(44)は「相手は初戦に青中と似たタイプの投手と対戦しているので。吉井の縦に変化する球の方が有効だと判断した」と理由を明かした。

指揮官の期待通り、吉井は縦に落ちるカットボールとチェンジアップを駆使して4回2失点。「5回1失点を目標にしていたので、もう少し頑張りたかった」と満足いく内容ではなかったが、粘りのピッチングは見せた。

そんな吉井の武器である縦カットとチェンジアップは、昨年同校のエースとして甲子園のマウンドに立った丹羽知則(現富士大投手)から教わったもの。「結果が出なくて悩んでいたときに相談したら『これを投げ分けられたらチームを勝たせられる投手になる』と教えてくれた」。

試合前には丹羽からビデオ電話で「緊張すると思うけど、結果は気にせず思い切り楽しんで投げてこい」とエールをもらった。しかし、憧れの先輩を越える8強入りはかなわなかった。「丹羽さんのアドバイスのおかげで力を出し切れたが、3回戦の壁を越えたかった。悔しい思いを下級生が持ち帰って来年リベンジして欲しい」。後輩の「4度目の正直」を期待しながら吉井は聖地を後にした。【一 樹】

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2025
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.