
<プレミアリーグ:リバプール4-2ボーンマス>◇15日(日本時間16日)◇第1節◇アンフィールド(リバプール)
昨季王者リバプールがホームでボーンマスに4-2と快勝し、プレミア開幕カードを白星で飾った。日本代表MF遠藤航(32)は後半15分から出場しプレミア通算50試合に到達すると、後半アディショナルタイムにFWサラーの追加点につながるパスを出した。
前半37分、フランクフルトから新加入したFWエキティケが均衡を破った。MFマクアリスターとのパス交換から中央をドリブルで仕掛け、相手DFにボールをいったんカットされたが体でブロック、前へこぼれたボールをすかさずゴール前へした持ち込み右足で流し込んだ。
後半早々に追加点を奪った。エキティケのポストプレーからパスを受けたFWガクポが左からカットイン。打つと見せて寄せた相手選手を1人、2人と中へかわし、コースが空いた瞬間を逃さず右足でシュート。ゴール右隅へ正確に蹴り込んだ。
後半15分、リバプールは最初の交代カードで遠藤とDFロバートソンを投入。遠藤はDFフリンポンと代わり、そのまま4枚のDFラインの右サイドバックに入った。ロバートソン、ファンダイク、コナテと並んだ。
しかし直後の後半19分、ボーンマスにカウンターから1点を返された。遠藤羅が前掛かり最終ラインがファンダイク、コナテの2枚になっていたところを突かれ、球足の長いスルーパスから右サイドを破られ、MFブルックスのクロスからMFセメンヨに押し込まれ1点差とされた。
後半27分にDFジョー・ゴメスがマクアリスターに代わって投入されると、遠藤は本職のボランチへ移動した。
追加点を奪いにかかる中、再びカウンターから失点を喫した。後半31分、敵陣ゴール前まで攻め込んだがクロスが合わず相手ボールとなり、一気に攻守が入れ替わる。セメンヨにドリブルで中央から持ち込まれ、左足の鋭いシュートを右隅へ蹴り込まれた。GKアリソンは一歩も動けなかった。セメンヨの連続ゴールで2-2の同点とされた。
だが地力に勝るリバプールは焦ることなく攻勢に出た。そして後半43分、右からFWサラーが入れたクロスを起点にゴール前でスクランブル状態を作ると、こぼれ球を途中出場のFWキエーザが右足で蹴り込み勝ち越しに成功した。
さらに後半49分だった。遠藤が中盤の底でルーズボールを拾い、ワンタッチで前線のオープンスペースへパス。素早い出足でサラーが拾い、ドリブルで持ち込み右足でゴール。遠藤が得点の起点となり、駄目押しゴールが生まれた。終わってみれば4-2の快勝。新シーズン初戦で勝ち点3を手にした。