
<オリックス1-0西武>◇15日◇京セラドーム大阪
5位西武が拙攻で、3位オリックスとの大事な3連戦の初戦を落とした。
オリックス九里に対し、初回から3イニング連続で内野ゴロ併殺打。九里-若月のバッテリーの術中にはまり、5回まで外野へのフライアウトはわずかに1つ。西口文也監督(52)は「序盤のゲッツー3つ。その中でもやっぱり、あの3回のノーアウト一、三塁から得点できなかったところがね」と肩を落とした。
7回には先頭の滝沢が安打で出塁。続く外崎が左翼ポール際へ特大ファウルを2球飛ばしたものの、ともにポールの外側というツキのなさ。結局、得点を奪えなかった。
西川ら故障離脱者も多く、ベストメンバーが組めない状況ではある。この日のスタメンにはシュートが得意な九里に対し、右打者が7人。西口監督は「実際問題、今のところうちの打線で考えたら右(打者)が必然的には多くはなるので」とし「右打者、左打者での対戦成績というのも踏まえて」と説明した。
先発の今井達也投手(27)は初回、オリックス1番広岡にストレートの四球を許し、2死後、杉本に先制適時打を浴びた。8回まで投げ抜いて、この立ち上がりの1失点のみ。しかし打線の援護に恵まれず、今季5敗目となった。