
<日本ハム9-4ロッテ>◇14日◇エスコンフィールド
ロッテ先発の河村説人投手(28)は22年5月26日以来、約3年ぶりの1軍登板となったが、3回2/3を5安打5失点(自責4)でマウンドを降りた。
初回、先頭打者を四球で歩かせ、日本ハム五十幡に二盗・三盗を許すと野村に先制打、さらにレイエスに浮いた直球を右翼スタンドへ運ばれ3失点。「先頭四球の後も打たれてしまって、レイエス選手にもカウントを崩してしまった。そこで強気に攻められないのが実力」と振り返った。
3回にも適時打と味方失策で失点し、念願の地元登板は悔しい結果に。「故郷ですし、関係者もたくさん来てくれたので頑張ろうという気持ちになりましたけど、結果は悪かったのでいい姿を見せられず残念。もう一つレベルアップしてまた1軍で投げたい」と前を向いた。
吉井理人監督(60)は「三盗は絶対ダメとわかっている中でパニックになった。0で抑えに行こうとして3失点はもったいない立ち上がりだった」と指摘。それでも「いいボールもあった。直球が手術前の状態まで戻れば十分1軍で通用する」と期待を示した。
2番手の菊地吏玖投手(25)も5回に2ランを浴びるなど3失点し、指揮官は「今日はどちらを先発にするか迷ったんですけど、河村が復帰戦だったのでこの順番にした。菊地は2軍でやったことが出せなくて残念な結果になった。もう一度やり直してもらおうと思ってます」と話した。