
<全国高校野球選手権:京都国際6-3健大高崎>◇13日◇2回戦
今春センバツ4強の健大高崎(群馬)が、早くも姿を消した。
昨春センバツ優勝投手の佐藤龍月(りゅうが)投手(3年)が、500日ぶりに甲子園のマウンドで熱投した。昨夏受けた左肘のトミー・ジョン手術から今年6月に復帰。30球程度の球数制限がありながら3番手で登板し、2回1/3を2安打2失点。「甲子園に帰ってこれたのはすごくうれしかったんですけど、結果を出せずにすごく悔しいです」と振り返った。
3-4の4回、2死一、三塁で登板。投手変更を告げる場内アナウンスが流れると、観客からは拍手が巻き起こった。「手術を経験してこの舞台に立てたので、応援してくれたみなさんには、いい恩返しができたと思います」。このピンチを2球で切り抜け、好救援。だが5、6回ともに1失点しマウンドを降りた。
進路はプロ志望。「今のところは出すつもりです」と今秋のプロ志望届提出を明言した。