
西武の松本航投手(28)が13日のソフトバンク戦(ベルーナドーム)で先発マウンドに上がる。
ここ数年、先発ローテーションに入っていることが多かった。それが今季は、チーム103試合目にして初先発。ようやくチャンスが回ってきた。「本当に久しぶりなので、でも、やってきた以上のことは出せないと思うので。気負わずというか、やる気を持ちながらしっかり冷静にいこうと思います」と話した。
エース今井、隅田の両輪に加え高橋、渡辺、武内、与座、さらには菅井の7人がメインで回り、プロ2年目上田も4試合、先発マウンドを経験した。松本は悔しさを持ちながらも「本当にいい先発陣が7人いてシーズン回っていたので、そこは割り切って」と目の前の2軍登板をこなした。
右肩のコンディション不良で春季キャンプ時点で出遅れたものの、徐々に球速や球威を戻し「6月くらいからは感覚的には戻ってきた感じはあったので、そこからはいつ呼ばれても、という思いでやってました」と現状を口にする。力まずに、首位ソフトバンク打線に投げ込む。【金子真仁】