ブラジル代表（FIFAランキング5位）が10月14日に東京で日本代表（同17位）と対戦すると、ブラジルの主要メディア「globo（グロボ）」が12日までに報じた。
同紙は「ブラジル代表チームは、2026年ワールドカップ（W杯）に向けた最初の親善試合を正式に発表する段階に近づいています。ブラジル・サッカー連盟（CBF）は、韓国と日本のサッカー連盟と10月のFIFAの国際マッチデーにおける試合に関する合意を既に結んでいます」とした。商業的な条件面で、最終決定のための事務手続きを残している段階という。
日本サッカー協会（JFA）は、その10月14日に東京・味の素スタジアムで国際親善試合「キリンチャレンジカップ2025」を開催すると発表済み。対戦国は未定となっていたものの、既にチケット販売は始まっており、高価であることから「相手は強豪国か」などファンの注目度が高まっていた。
宮本恒靖会長も「最終的には、まだ決まっていない」としつつ「いいところとやりたいと動いているのは間違いない」と現状を明かしていた。
ブラジル代表を率いるのは、レアル・マドリードを欧州王者に導いたカルロ・アンチェロッティ監督。5月に就任し、翌6月に26年W杯北中米大会南米予選を突破して、本大会出場を決めた。
主力はリバプールGKアリソン、欧州チャンピオンズリーグ（CL）覇者のパリ・サンジェルマンDFマルキーニョス、マンチェスター・ユナイテテッドMFカゼミーロ、RマドリードFWヴィニシウス、バルセロナFWラフィーニャ。豪華メンバーが来日する可能性がある。
直近の対戦は22年6月。W杯カタール大会の前、東京・国立競技場に「新国立初の代表戦」として迎え撃った。FWネイマールにPKで決勝点を奪われて0－1で敗戦したが、詰めかけた6万3638人を喜ばせた。
