
第107回全国高校野球選手権は10日、雨天順延となり、試合を予定していた8校が甲子園球場の室内練習場で練習した。酷暑対策を受け拡大した「朝夕2部制」は終了し、11日は午前8時から4試合が通しで行われる。午後1時開始予定の第3試合に登場する未来富山や、午後3時半予定の豊橋中央(愛知)が甲子園初出場初白星を見据えて汗を流した。
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北海(南北海道)は4年前の経験が平川敦監督(54)を動じさせなかった。21年夏には3日連続の順延を経験している。今大会はウエート器具を宿舎に持ち込んでおり、雨天でも体を動かす環境を整えている。指揮官は「こればかりはどうしようもない。ここまできたら1日も2日も大して変わらないと思うので、コンディション、体調維持だけ気をつけてやっていきたい」と構えた。