
<中日5-6広島>◇10日◇バンテリンドーム
中日が広島に敗れ1日で5位転落となった。8月は3カードすべて負け越しで借金は10となった。井上一樹監督(54)は、6回に松葉貴大投手(34)が菊池に同点3ランをくらう前の挟殺プレーでアウトにできなかったことを敗因に挙げた。
「あそこのミスがあったところでの3ランは計算外だった…」。ミスとは6回1死二塁で坂倉の投手へのゴロで二塁走者を挟んだが刺せず1死一、二塁としてしまったプレー。「ランダウンプレーとかね。いろいろ深堀りすれば要因はあるけど、まあまあ、トータル的に言えばミスってことだよね」と嘆いた。
投手ゴロを捕球した投手松葉は飛び出した二塁走者ファビアンを見て、三塁手チェイビスに送球。チェイビスは二塁方向へ追い詰め、遊撃手の山本に送球したが、ファビアンが山本のタッチをかわし、二塁に頭から戻った。
山本は「エラーではない(記録は野選)ですが、あそこでしっかりアウトにしないといけない。反省して、チェイビスともコミュニケーションをとりながらやっていきたい」と話し、チェイビスも「うまく逃げられた。それも野球だよ。次はアウトにするだけ」と、話した。