
日本サッカー界の「史上最高ストライカー」釜本邦茂氏が10日午前4時4分、大阪府内の病院で肺炎のため死去した。81歳だった。 この日、都内で4人制サッカー「4v4」アジア杯後のスペシャルマッチに出場した元日本代表レジェンドたちが釜本氏を悼んだ。
イベント後の囲み取材で釜本氏の訃報についてコメントを求められた内田篤人氏は、「うそ、いや、えっと…本当ですか」と絶句。そして「サッカー界で、どこにいっても名前を聞きますので、ショックが大きい。ここでコメントちょっと難しいですけど、うーん。そういった方が切り開いてくれたプレーも、道もぼくらが若い世代に、ぼくも歩ませていただきましたけど、つないでいくのが使命」と話した。
セレッソ大阪に長く在籍した柿谷氏は、その前身の前身ヤンマーで活躍した釜本氏について「直接(交流は)はないです」としながら「日本サッカーにとって特別な人。その思いをしっかり背負いたい」。
松井大輔氏は、03年にフランスで開催されたコンフェデレーションズカップに行く際に、釜本氏と飛行機で隣に座ったことがあったという。「その時お話しさせていただいたのを覚えている。シュートとはなんぞやというのを教えていただいた。すごく残念です。お悔やみ申し上げます」と語った。