
<ドジャース9-1ブルージェイズ>◇9日(日本時間10日)◇ドジャースタジアム
ドジャースのブレーク・スネル投手(32)が、135日ぶりの白星をマークした。
2度のサイ・ヤング賞を獲得した左腕は、2回まで5奪三振の快投。3回は安打と四球から1死一、二塁とピンチを迎えるも、クレメントをチェンジアップで空振り三振、ゲレロもチェンジアップで遊ゴロに打ち取った。
4回にも2四球でピンチを招くも、2死一、二塁でケネディをチェンジアップで空振り三振。打線がその直後にマックス・マンシー内野手(34)の16号2ランで先制した。
勝利投手の権利がかかった5回は、先頭ストローを空振り三振で2ケタ10奪三振に到達。シュナイダーを左飛、クレメントには左安を許したが、ゲレロを二直に封じた。
5回まで90球を投じ、2安打3四球無失点。毎回の10奪三振を記録した。今季2勝目となり、白星は3月27日(同28日)のタイガース戦以来135日ぶりとなった。
スネルは地元放送局「スポーツネットLA」などのインタビューに応じ「まだ改善の余地はありますが、良くなっています。ファストボールのコントロールを改善したい。まだ復帰2戦目ですから、試行錯誤の段階です。次回登板では、いくつか新しいことを試す予定です」と話した。
スネルはレイズ時代の18年に21勝で、ジャイアンツ時代の23年には14勝で2度のサイ・ヤング賞を受賞した。メジャー9年で規定投球回に到達したのは2度のみだが、その年はいずれも同賞を獲得している。
昨オフに5年総額1億8200万ドル(約282億円)でドジャースに加入した。