
<全国高校野球選手権:県岐阜商-日大山形>◇10日◇1回戦◇甲子園
2年ぶり20度目出場の日大山形が雨天中止を受けて、甲子園の室内練習場で約1時間半、汗を流した。
ストレッチを念入りに行い、ティーバッティングなど、主に打撃練習で調整した。荒木準也監督(53)は「やれることはやったつもりです。うまく時間を使えました」と振り返った。
前日の時点で大会本部は雨天中止を発表。それにより、選手らの起床時間も1時間遅まり、午前5時起床。同5時半からの朝食を済ませて宿舎を出発した。指揮官も「前日にわかったことは良かったです。準備することだけを考えられたので」と話した。今日はこの練習のみ。「ここで全てやりきるというつもりで、今日は今日のベストを。うちは常に緊張感の中でベストを尽くすことを求めているので、やれたと思います」と限られた時間を有効的に使った。
前日の練習には同校OBの阪神・中野拓夢内野手(29)も激励に駆けつけた。「まずは今までやってきたことを信じて、全力で頑張れ」とエール。岩下瑛斗主将(3年)は「その言葉を信じて、たくさんの人に感動と勇気を届けられるように全力プレーで頑張りたいです」と意気込んだ。
試合は11日に順延。午前8時からの開始を予定している。