
<DeNA3-4巨人>◇9日◇横浜
巨人はしぶとく決勝点を奪った。同点に追いつかれた直後の8回の攻撃。先頭の泉口が左中間への二塁打を放つと、続くキャベッジは冷静に四球を選んだ。岸田がスリーバントを決めて走者を進め、坂本は申告敬遠で1死満塁の絶好機をつくった。
ここで阿部監督は14試合連続スタメン起用のリチャード内野手(26)に代えて大城卓三捕手(32)を代打に送り出した。追い込まれながらも伊勢の外角高め直球を逆らわずに流し打ち。決勝の左犠飛を放ち「とりあえず前に飛ばそうと思って行きました。(三塁走者が本塁に生還して)ホッとしました」と安堵(あんど)した。
チームは2連勝で7月12日以来の貯金生活に突入。先発野手全員安打となる18安打12得点で大勝した昨夜とは対照的な試合を勝ち切った。阿部監督は「みんな頑張ってくれました」とねぎらった。