スペイン1部アトレチコ・マドリードがナポリのイタリア代表FWジャコモ・ラスパドーリ（25）との契約を締結したとスペイン紙アス電子版が8日に報じた。
同紙によると、Aマドリードはアルゼンチン人FWコレアの退団により弱体化した攻撃のポジションを補強するため、ナポリで起爆剤の役割を果たす選手であるものの、不可欠な存在ではないラスパドーリをターゲットにしたとのことだ。
クラブはまだ正式発表していないものの、Aマドリードはすでにナポリとの交渉を終え、ラスパドーリの移籍で合意したという。ナポリは当初、移籍金として3000万ユーロ（約51億円）を希望していたが、最終的に2200万ユーロ（約37億4000万円）、出来高を含めると最大で2600万ユーロ（約44億2000万円）に達するとのことだ。
ラスパドーリは優れたテクニックや機動力、サイドに流れる高い能力を備えたアタッカー。昨季は左ウイングや2トップの一角、トップ下でプレーした。公式戦29試合（先発14試合）の出場で6得点2アシストとそこまで高い得点力があるわけではないが、グリーズマン、フリアン・アルバレス、セルロート、新加入のバエナやアルマダとうまく連係できる選手と評価されているという。
ラスパドーリはAマドリードにとって、ルッジェーリ、バエナ、ジョニー・カルドーゾ、アルマダ、プビル、ハンツコに次ぐ今夏7番目の新戦力となる。（高橋智行通信員）
