
<巨人2-3ヤクルト>◇7日◇東京ドーム
巨人田中将大投手(36)の日米通算199勝目はお預けとなった。「春先から違う手応えっていうのは当然感じてマウンドに上がった。やってきたことの積み重ねが出せたかなとは思いますけども、ただやはりフォアボールが多くなってしまいました」と4四球を悔やんだ。続けて「フォアボールにいきつくまでの、カウントのつくり方が自分の投球を苦しくしてしまった。一番ピッチング全体としての反省点はそこですかね」と振り返った。
1点リードの6回2死一、二塁。阿部監督から降板を告げられ、マウンドを降りた。ピンチでの降板に厳しい表情を見せた田中将だったが、それまでの気迫十分の投球に、東京ドームの観客席からは大きな拍手が送られた。
降板後、一塁側ベンチの最前列から声を出して見守った。だが、2番手船迫がヤクルト中村悠に左前適時打を浴び、勝利投手の権利がなくなった。それでも田中将は声援を送り続け、仲間を後押ししていた。
田中将は5回2/3、104球を投げて3安打3奪三振4四球、2失点(自責1)。打者としては先制点の起点となる二塁打を放った。