
<オリックス-日本ハム>◇3日◇京セラドーム大阪
日本ハム野村佑希内野手(25)が6月14日広島戦以来、50日ぶりの1発を放った。
3点リードの4回先頭で、オリックス先発椋木のスライダーを左翼スタンドに放り込み「前の打席で差し込まれていたので、タイミングを早めに取ろうと意識していました。しっかり捉えることができてよかったです」とコメントした。
野村は開幕4番を務めたが、5月14日のオリックス戦(エスコンフィールド)で左前打を放った7回の打席で左脇腹に違和感を覚え、15日に登録抹消。それまで欠場1試合だけの36試合出場で打率2割9分1厘、6本塁打、17打点と、4番の役割を果たしていた。
6月13日の復帰後は、4番に定着することはなかったが、前日2日のオリックス戦で復帰後初の猛打賞。新庄剛志監督(53)が「乗ってきてほしいですね」と期待していた若き大砲が、さらにギアを上げてきた。
この野村の1発をきっかけに、日本ハムの“海賊打線”が爆発。この回、4本の長打(2本塁打)含む6安打に犠飛も絡め、一挙6点をたたき出し、序盤で9点のリードをつくった。