
<オリックス0-9日本ハム>◇3日◇京セラドーム大阪
日本ハムが後半戦3カード目で初の勝ち越しを果たした。3回1死一、三塁で五十幡亮汰外野手(26)の中前適時打で先制。2死満塁からフランミル・レイエス外野手(30)の左前適時打で、さらに2点を追加した。
4回に、先頭の野村佑希内野手(25)が50日ぶりとなる左越え8号ソロを放つと“海賊打線”に火が付いた。1死二塁で田宮裕涼捕手(25)が右越え適時二塁打。さらに1死一、三塁で松本剛外野手(31)の右前打で6点目。1死一、三塁から郡司裕也捕手(27)の中犠飛で7点目を奪うと、2死一塁でレイエスがバッスクリーンにリーグトップの21号2ランを放ち、点差を9点に広げた。
1イニング6点以上は、今季3度目で、4回までに9点以上挙げたのは今季初。昨年7月28日西武戦(1回に1点、2回に7点)以来のゲーム序盤からの爆発っぷりとなった。
投げては、先発の伊藤大海投手(27)が、毎回走者を許す中、要所を締め6回7安打無失点で、両リーグ単独トップとなる11勝目。「毎回出塁を許してしまいましたが、何とか無失点で6回まで終えられたことはよかったです。序盤から援護してくれた野手陣と、うまくリードしてくれた田宮に感謝です。本来であればもっと長いイニングを投げなければいけない立場ですが、きょうは中継ぎ陣に託したいと思います」とコメントした。