
<ブルワーズ3-10カブス>◇30日(日本時間31日)◇アメリカンファミリーフィールド
カブス今永昇太投手(31)が敵地でのブルワーズ戦に先発。5回で89球を投げ5安打5失点、無四球8三振の力投で今季8勝目を挙げた。
味方が1点を先制して迎えた初回は先頭から2者連続三振に仕留めたが、3番コントレラスに外角の浮いたスプリットを左翼スタンドに運ばれ同点ソロを被弾。2回は先頭に安打を許すも後続を抑え、5-1となった3回は3者凡退。4回は先頭のコントレラスに外角高めフォーシームを逆方向に飛ばされ、この日2本目のソロを浴びた。
5回は1死から連打を浴びて一、三塁となり、犠飛で3点目を失ったが、最後は2番コリンズを空振り三振に仕留め降板。前回25日のホワイトソックス戦では3回12安打7失点と大乱調だっただけに、巻き返しの投球となった。今季15試合で8勝4敗、防御率3.25。
カブスは6回に3点を追加するなどリリーフ陣を攻め立て、10ー3で快勝。ナ・リーグ中地区1位同士の争いとなった首位攻防戦は2連敗を喫していたが、今永の力投でスイープは免れた。「3番左翼」で出場した鈴木誠也外野手(30)は3打数無安打、2四球だった。
【今永の主な一問一答】
-前回登板からの調整
「前回は体のメカニズム自体が良くなかった。その原因をしっかりとピッチングコースと分析して、今日の登板に臨んだ。チームが勝てて良かったです」
-前回から制球がかなり改善した
「前回はやはり体の中のずれがあったので、そのずれをこの中4日の中でうまく修正して臨むということが一番大事だったので、それが今日はできました」
-首位攻防戦での登板に特別な気持ちはあったか
「そういう考え方はなくて、別に1試合目だろうが100試合目だろうが、この首位攻防戦だろうが、自分がやらなければいけない仕事は変わらない。結果的に2連敗して今日臨みましたけど、仮に3連勝目でも自分がやるべきことは変わらないので、特に何かそういったものはなかったです」
-コントレラスに2被弾
「2本目のホームランは本当にうまく打たれたなと思いましたし、マウンド上ではコントレラス選手が自分を上回ったっていう風に切り替えをしたんですけども、今投げ終わって自分が1番考えなければいけないことは、相手が上回ったではなく、次どうすれば彼みたいな良い打者を抑えることができるのかっていうのを考えなければいけない。彼がすごかったで終わらせるんじゃなくて、自分に何が足りないのかっていうのを今考えています」
-明日がトレード期限
「こういう時期を経験するのは2回目ですけども、時には厳しさだったりとか、そういうのも目の当たりにしているんで、これがMLBの厳しさだと思いますし、今いるメンバーで勝つことが大事なんじゃないかなとは思いますし、どういう結果になっても、そのメンバーでやるのが大事だと思います」