
高校野球の強豪、桐光学園(神奈川)の新監督に同校コーチの天野喜英氏(41)が就任したことが27日、分かった。
同校では41年間チームを率いてきた野呂雅之前監督(64)が、27日に閉幕した今夏の神奈川大会をもって勇退。春夏通算5度の甲子園出場に導き、松井裕樹投手(現パドレス)を擁した12年夏には甲子園でベスト8入りした。
今夏は5回戦で日大藤沢に敗退。試合後には「新しい色が出て、結果的に強い、甲子園常連校になれるような桐光学園を目指して頑張ってほしいなと思います」と新チーム及び後任監督への期待を寄せていた。
現役時代に捕手を務めていた天野新監督は、同校が01年春に甲子園に初出場した際の主将でもある。卒業後は東海大、セガサミーを経て、12年4月に同校教員として赴任。野球部コーチを長く務め、選手たちの兄貴分としてともに汗を流してきた。